ファイナンス,  本の図解,  経営戦略

投資と成長の連鎖を作る『ファイナンス思考』を図解します

今回ご紹介する本はこちら『 ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論」 : 朝倉 祐介 (著) 』となります。

本書では『ファイナンス』とは何か?
会計と混同されがちなファイナンスの基本概念を、GAFAや日本企業などの事例をもって解説した内容となっております。
経営者や、管理職のみならず、一般社員の方も一度は読むべき内容でした。
自分の担当する業務を『お金』という、いつもと異なる観点で見ることで、新たな発見があること間違いなしです。

今回はファイナンス思考で重要視される『会社の価値』とは何か?会社の価値を高める為に何をすべきか、次のテーマで図解していきたいと思います。

【テーマ】
 ①会社の価値とは
 ②投資をセーフティーに変える

本ブログではビジネス書の内容を自分の理解・意見を交えながら図解してきます。
実際の本の内容とは異なる点もあるかと思いますが、そういう見方もあるか!くらいの感覚でお楽しみください。

①会社の価値とは

会社の評価はステークホルダー(消費者、労働者、投資家)からの評価で決定します。

評価の高い会社ほど、お金(売上、投資家からの融資 など)と人(労働者)が集まります。つまり、評価の高い会社ほど、経営資源を集めやすく、それにより新しいことに挑戦しやすいということです。

では、会社の評価を高めるにはどうしたら良いのか?それは、積極的な投資です。

 消費者の評価:シェアUP(商品の改良や、マーケティング など)
 労働者の評価:従業員数UP(労働環境の改善、報酬制度の改善 など)
 投資者の評価:成長性(新規事業・サービスの研究・開発、M&A など)

しかし、投資にはリスクがつきものです。リスクを考えてしまうとなかなか投資に踏み切ることができません。そこで登場するのがファイナンス思考です。

②投資をセーフティーに変える

投資をリスクと考えてしまうのは、PLを重視しすぎてしまうPL脳が起因します。ファイナンス思考と、PL脳の違いから投資のリスクについて図解していきます。

投資の多くは実施をやめたとしても、直接事業継続に影響を及ぼすものではありません。普通は投資をして赤字になるくらいであれば、投資はやめ利益にしたくなるものです。しかし、ここで時間軸を未来に広げて考えてるとどうでしょう。投資をすることで得られるはずだった利益を得ることが出来なかった。こう考えることもできます。

 ・投資をして、将来利益を得るファイナンス思考
 ・投資をやめ、機会損失となるPL脳

どちらがリスクで、どちらがセーフティーでしょうか?

しかし、いくら投資が利益になるといっても、いつ収益化できるのか?どれだけのコストを支払えば良いのか?最終的な収支はプラスになるのか?先行きが不透明な中投資をするのは確かにリスクです。

そこで、ファイナンス思考は、最終的なゴールでどれだけの収益を見込めるのか?というところから逆算してどれだけのコスト・期間が必要なのかを算出し、収益の見込みを立てから投資を開始します。

 ・計画的に赤字を作り、将来利益を得るファイナンス思考
 ・場当たり的な調整により、投資をやめてしまうPL脳

どちらがリスクでどちらがセーフティーでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか。まとめると次の通りです。

会社の価値向上と投資は連鎖する
投資は会社の価値を高める
↑↓
会社の価値を高めれば、更に大きな投資ができる

投資をセーフティーに進めるには
時間軸を未来に広げ、『将来的な会社の価値向上』を目的に、『長期的かつ戦略的』に投資を行う。

更に理解を深めたい方は是非本書を購入してみてください(以下画像からAmazonページへ遷移できます)。

※本投稿は上記本の内容を引用しております
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