ロジカルシンキング,  本の図解

自分だけの道を切り開く『アート思考』を図解します

今回ご紹介する本はこちら 『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考:末永 幸歩 (著)』 となります。

ビジネスシーンにおいて、「明確な答えのない問題」に取り組まなければならない状況に直面した経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

昨今のビジネスはいかに他社と違うことをするか、差別化が求められています。それはつまり、誰もやったことのない、先駆者のいない、何が答えかわからない、自分だけの道を自ら切り開いていくことと同義です。

そのような、答えのない道に対して、いかにして答えを導き出し歩みを進めるのか?つまりは、この方向に進めば大丈夫だ!と、自分自身が確信を持てる答えを見つけることが今後のビジネスマンに求められるスキルの一つになるのではないでしょうか。

今回は、答えのない問題に対して、確信の持てる答えを導き出す思考プロセス、『アート思考』を図解していきます。

【テーマ】
 ①答えのない時代
 ②世界の拡張
 ③価値創造

本ブログではビジネス書の内容を自分の理解・意見を交えながら図解してきます。
実際の本の内容とは異なる点もあるかと思いますが、そういう見方もあるか!くらいの感覚でお楽しみください。

①答えのない時代

これまでの社会の変化はある程度予測を立てる事が可能でした。その為、予測した未来に対して、「これをやっておけば大丈夫!」という答えを準備することができたのです。

しかし、これからの社会では、「答えがない」ことが当たり前の時代になっていきます。それはビジネス多様化(細分化)や技術の進歩により、社会の変化が多様で予測不能になったことから、誰も答えを準備することが出来なくなったのです。

そのような変化の激しい、誰にも答えが準備できない社会において、自分自身が前に進むためには、この道なら大丈夫!と思える、「自分が正しいと思える道」を見つける力が求められます。

②世界の拡張

では、その「自分が正しいと思える道」見つけるの力がなぜ『アート』思考なのでしょうか。それは、アート自体が答えが無いものだからです。

アートというのは、作品を通して、作者の人生、作品が作られた時代感など、描かれていない情報を思考し、その作品の込められた作者の意図を想像するもの。つまりは、描かれていない=答えなのない問題に対して、自分なりの答えを見つけるものです。

描かれていない情報から自分なりの答えを見つけるプロセスがまさに、答えのない時代に自分が正しいと思える道を見つける思考プロセスと重なるのです。

③価値創造

アート思考では具体的にどのような思考プロセスを行うのでしょうか。

■視野を広げ、答えを見つける
事実から連想し視野を広げることで、新たな気付き(こうなるかも!という可能性)を誘発します。
ex)
事実:最新テクノロジーで、移動時間が短縮される
連想:移動時間が短縮されるなら、人の移動が増えるのでは?

■問いぶつけ、答えを育てる
見つけた答えに対して、問いをぶつけていき新たな答えを導きだします。これに対して、更に問をぶつけ思考を膨らませることで、自分だけの価値(これだ!とおもえる答え)を導きだします。
ex)
   答え:人の移動が増えるのでは? ← それでどうなる?
新しい答え:家にいる時間が減るのでは? ← それでどうなる? 
新しい答え:家具の需要減るのでは? ← それでどうなるの?
  :
新しい価値:じゃあ〇〇が売れるはず!

まとめ

いかがでしたでしょうか。VUCA時代。答えのない問題に対して、事実だけで答えを導き出すのは困難です。事実の世界から一歩外に足を踏み出し、可能性の世界で柔軟に思考を膨らませること、物事をアートのようにとらえる思考が必要になってくるのではなないでしょうか。

本書では実際のアート作品を使って、可能性の世界、思考の世界へ踏み出す例題なども数多く紹介されています。興味のある方は是非購入してみてください(以下画像からAmazonページへ遷移できます)

※本投稿は上記本の内容を引用しております
※上記画像をクリックするとAmazonページに遷移します

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
Twitterにてセミナーの実況、ブログ更新の連絡を行っております。
よろしければ、いいね!フォローをよろしくお願いいたします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。