傍目八目:決断を単純化する未来予測『リーダーが持つべき1枚の未来地図』を図解します
今回ご紹介する本はこちら『迷えるリーダーがいますぐ持つべき1枚の未来地図: 』となります。ベン・ホロウィッツ (著), ヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニア (その他), 辻 庸介 (その他), 浅枝 大志 (翻訳), 関 美和 (翻訳)
現状が良くないことはわかっているが、具体的な打開策がわからない。そんな状況を経験されたことはないでしょうか?経験のない現場で、初めての状況に直面する。そんな時、決断できない、迷ってしまうのは当然のことです。
しかし、未体験の状況でも、リーダーは迷ってはいけない。なぜなら、リーダーが迷えばメンバー全員が迷うことになります。リーダーには決断をする責任があるのです。
今回は、未体験の状況でも迷いを断ち切る『1枚の地図』の描き方を図解していきます。
【今回のテーマ】
①選択問題に変えろ
②消去法で攻略せよ
③現実世界に落とし込め

本ブログではビジネス書の内容を自分の理解・意見を交えながら図解してきます。
実際の本の内容とは異なる点もあるかと思いますが、そういう見方もあるか!くらいの感覚でお楽しみください。
①選択問題に変えろ

はじめに考えるべきことは、現在地と目的地の位置関係を把握することです。この2つを正確に把握することができれば、あとはどのルート(戦略)を使って目的地に到達するか?という選択問題に変えることができます。
この時、目的地には、高い目標を掲げるようにします。なぜなら、高い目標を達成するには、革新的な所業が必要な為、強制的に視座を高めることができます。また、低い目標では衰退していく市場でも達成できてしまい、撤退の判断を誤るからです。
②消去法で攻略せよ

目的地に到達するためのルートは無数に存在します。この状態でスタートを切っても、リーダーは迷いながら道を進むことになります。そこで、リーダーの迷いを断ち切る為に、選択肢を絞ります。
その為に、現在地や自社の強み(商品、サービス など)から、何を変えて、何を変えないか選択します。例えば、現在所属している市場が衰退市場であれば、別の新しい市場を選択します。
そして、変えると決めたポイントを顧客、価格など、細かな要素へ分解し、具体化していくことで選択肢を絞っていきます。
③現実世界に落とし込め

最後は考えた戦略・戦術を現実にしていきます。しかし、そのまま作業を開始するにはまだ粒度がまだ荒いです。そのままでは、チームメンバーにも顧客にも具体的なイメージは伝わりません。
そこで、誰にでもわかる目印を立てます。
メンバーには作業が具体的にイメージできる目標を、顧客にはキャッチ―コピーで商品価値を伝えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まとめると以下の通りです。
①選択問題に変えろ
現在地と目的地の位置関係を把握すれば、あとは行程を選ぶだけ。
②消去法で攻略せよ
市場の状況、自社の強みで選択肢を絞る。
③現実世界に落とし込め
具体的な目印に見える化(作業目標、キャッチコピー)する
本書では、『フレームワーク』という地図に、現在地や目的地を書き込むことで、課題を解決する様を物語や事例を交えてわかりやすく解説しています。様々なフレームワークが使い方と共に紹介されており、現実で使える”指南書”という印象でした。興味のある方は是非購入してみてください(以下画像からAmazonページへ遷移できます。)
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
Twitterにてセミナーの実況、ブログ更新の連絡を行っております。
よろしければ、いいね!フォローをよろしくお願いいたします!
