後輩・部下のやる気スイッチはそこにあったのか!『モチベーション革命』を図解します!
新人が配属された部署の上長、OJTトレーナーの皆さん。
若手メンバーを抱えるリーダーの皆さん。
こんなお悩みをお持ちではないでしょうか。
①若手のモチベーションの上げ方がわからない
②若手が指示通りに仕事をしてくれない
それ、若手との価値観の違いに気付いていないからかもしれません。
今回はそんな人にお勧めの『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)』を図解いたします。
①若手のモチベーションの上げ方がわからない
仕事をする目的は『何かを手に入れる為』になります。
この「何か」が手に入るからモチベーションが上がるわけです。
なので若手のモチベーションを上げるために、まずは若手社員が仕事に求める価値を抑えていきましょう。
まず初めに、価値観というのは世代によって大きく異なります。
【世代ごとの価値観】
70代以上 :食べ物
40代~60代:お金
20代~30代:存在価値
※2019年時点での世代分け
これは以下のように言い換えることもできます。
・40代以上は目に見えるものに価値を感じる
・30代以下は目に見えないものに価値を感じる
これを仕事に置き換えてみると次のようにあらわせます。

中高年の世代の方は、『収入(お金)』、『人脈(名刺)』、『名声(出世)』など、目に見えるものに仕事の価値を見出します。
しかし、若手社員は違います。
『自己実現』、『社会貢献』など、『自分の仕事がどれだけ周りに感謝されているか(感情)』に仕事の価値を見出します。
この中高年と若手の価値観の差が若手のモチベーションを上げられない原因となっています。
自分の価値観のまま、「これをやれば出世できるぞ!」と言っても若手のモチベーションは上がりません。
それよりも、「この仕事をやることで、これだけの人の助けになるんだ」といった、仕事の意義や価値を説いた方がモチベーションをUPさせることにつながるわけです。
②若手が指示通りに仕事をしてくれない
若手が指示通り動かない要因にも価値観の違いが大きく関わってきます。

若手社員達はこれまでのように、『全員が同じことをする・できる』という働き方を望んではいません。『自分にしかできないことをやって、周囲に感謝をされたい』価値観なのです。
つまり、人から指示をされた仕事は『自分らしさ』を感じられないので、指示通りに動いてくれないわけです。
しかし、望んでいないからといって、各々好き勝手に働いていては組織の強みを発揮することは出来ません。
時には若手たちにも同じ方向に向かって仕事をしてもらう必要があります。
そのためには個人の目標と会社の目標をリンクさせてあげることが重要です。

例えば、システム開発をやりたがってる若手に事務作業にやってもらいたいなら
「将来〇〇のシステム開発をやってもらうために、このオペレーションを学んでもらいたい。そうすることで、将来君が開発を行うとき、ユーザー目線のシステム開発ができるようになり、よりユーザーに感謝されるSEになれると思うんだ!頼むよ!」
という具合に、今回やってもらう作業が将来やりたいことに役立つんだ!と、個人の目標と会社の目標をリンクさせてあげます。
つまり、『人から指示された仕事(外発的動機付け)』を『自分らしい仕事(内発的動機付け)』に変えてあげることが重要なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると以下の通りです。
①若手のモチベーションの上げ方がわからない
⇒若手の価値観に合わせた仕事の動機づけを行う
②若手が指示通りに仕事をしてくれない
⇒指示と若手の目標をリンクさせてあげる
いずれも、若手の価値観や目標を上司が理解していることがとても重要です。
そのためには日常のコミュニケーションが必須となってきます。
いきなり、仕事の意義を説明しだしても若手も戸惑うかと思いますので、まずは日常のコミュニ―ケーション(趣味、休日の過ごし方などの雑談)からはじめてみてください。
②の説明にあったとおり、若手は『自分らしさ』を重要視しします。
上司が『自分のことわかってる』、『自分のやりたいことを尊重してくれる』そう感じることが重要なんですね。
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