商売の鉄則:現代の攻めと守り『ユダヤの商法』を図解します
今回ご紹介する本はこちら『ユダヤの商法: 藤田 田 (著) 』となります。
起業家(アントプレナー)、社内起業家(イントプレナー)問わず、これから事業を立上ようとされている方は必見の内容でした。商売をするあたって、何を大事に考えるべきか?商売の本質的な部分を学べる本だと思います。
今回は、そんな『ユダヤの商法』から、商売の目的と、その達成手段を図解していきたいと思います。
【テーマ】
①お金のために働く
②儲ける鉄則
③約束がお金を守る

本ブログではビジネス書の内容を自分の理解・意見を交えながら図解してきます。
実際の本の内容とは異なる点もあるかと思いますが、そういう見方もあるか!くらいの感覚でお楽しみください。
①お金のために働く

お金の為に働くと聞くと、いけないことと感じるかもしれません。しかし、資本主義かつ法治国家である日本おいて、住むこと、食べること、所有することなど、お金によって多くの権利を得ることが認められています。そして、得た権利は契約によって守られています(日本に住むことも納税することで得られる権利の1つ)。
人生を豊かにするために、多くの権利を得たいというのも1つの価値観です。ユダヤの商人にとっては、多くの権利を得るために、多くのお金を稼ぐことが働く目的なのです。
②儲ける鉄則

お金を稼ぐうえで重要なのは、手元にお金を残すことです。どんなに売上を上げても、自分の手元にお金が残らなければ、多くの権利を得ることになりません。そこで重要視すべきは、いかに利益を上げるか?になります。
利益を上げるためには、繰り返し販売でき、利幅を広くとれる商材を使って商売を展開することです。
◆なぜ繰り返し販売できる商材が良いのか?
需要が1度きりの商材は、全顧客に売り切ったらそこで商売がストップします。市場規模に限度があるのです。なので、同じ相手にも繰り返し販売できるようにビジネスモデルを構築します。(例:ソフトウェアは1度しか販売できないが、SaaS(サブスクリプションモデル)にすることで、継続的に利益を生むことができる)
◆利幅を広くとれる商材とは何か?
1つ目は、独自性がある(=比較される商品がない)商材です。競合がいると、価格で購買判断をされてしまいます。結果、価格競争となり、最終的に利幅がなくなくなります。なので、利益を多くとりたいなら、比較対象がいない独自性のある商材である必要があるのです。
2つ目は、お金を持っている人をターゲットにすることです。商売を考えるときは、相手がいくらまで出せるか?を考えねばなりません。お金を持っていない人をターゲットにしてしまうと、利幅を下げるしかないのです。
③約束がお金を守る

ユダヤの商人たちは契約や約束を守ることを重要視します。なぜなら、『約束を破る』ということは、相手の利益を奪う行為です。お金を稼ぐ、つまり利益を重要視するユダヤの商人にとって、利益を奪われるのは許せない行為なのです。
なので、自分の利益を守るために取引相手に契約を守ることを求めるし、自分自身も契約を守ることを重要視する(言行一致させる)のです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まとめると以下の通りです。
①お金のために働く
多くの権利をお金によって得ることができるから
②儲ける鉄則
お金を持っている人をターゲットに、独自性があり、繰り返し需要が生まれる商売を展開する
③約束がお金を守る
自分の利益を守るために約束を守る
本書が発売されてから、長い時間がたっていますが、現代でも通用する商売の本質を垣間見た気がします。まだまだブログでは紹介しきれなかった、様々な法則が紹介されていますので、興味がある方は是非購入してみてください(以下画像をクリックするとAmazonページへ遷移します)。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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