組織を作るのは私『WHO YOU ARE』を図解します
今回ご紹介する本はこちら『Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる : ベン・ホロウィッツ (著), ヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニア (その他), 辻 庸介 (その他), 浅枝 大志 (翻訳), 関 美和 (翻訳) 』となります。
「部下が勝手な行動をする」
「チームなのに連携が取れてない」
チームを率いるリーダーであればそのような悩みを感じたことが一度はあるのではないでしょうか?組織として行動する場合、 チームとして共通の目的をもって行動する場合には、 統制のとれた動きが求められます。この統制された動きを作る礎となるものが『文化』です。
文化がしっかりと根付いた組織では、困難な問題に対して、自分がどう動くべきか、仲間がどう動くかを一人一人が理解し、集団としての力を最大限発揮することができるのです。
今回は、この『文化』をいかにして組織に定着させるのかを図解していきます。
【今回のテーマ】
①心を文化に
②行動こそが伝達手段だ
③根付いてこそ文化

本ブログではビジネス書の内容を自分の理解・意見を交えながら図解してきます。
実際の本の内容とは異なる点もあるかと思いますが、そういう見方もあるか!くらいの感覚でお楽しみください。
①心を文化に

そもそも何を文化とすべきか、その正解はありません。しかし、これはやめた方が良い、こうした方がうまくいくといった傾向が教訓からわかっています。
◆ありたい姿を文化とする
どんなに聞こえの良い、素晴らしい文化を定めても、本心ではやりたくないと思っていることは長続きしません。極限状態に追い込まれたとき、文化とは異なる行動をとってしまうでしょう。なので、どんな状態でもそう行動したいと思える、本心からくるありたい姿を文化とします。
◆既存の文化を活用する
文化を定着させるのは大変です。チームメンバー全員が理解して行動できるようになるには一朝一夕にはいきません。そこで、既に定着している(例えば業界内の常識)を利用します。すでに認知されている文化を活用すれば、定着するプロセスを省略できます。しかし、そこで注意したいのが、目的を誤って理解されてしまうことです。業界内の常識として、同じ行動をしていても、その目的は各社異なります。常識を活用する場合、行動の意味を自社の戦略と適合させる点に注意しましょう。
②行動こそが伝達手段だ

文化をいかにして、組織に定着させるのか?それはリーダーの行動次第です。
◆文化を習慣に落とし込む
リーダが文化と異なる行動をしていた時、それを見たメンバーは守る意味のない文化と認識します。それは、社内での行動も社外の行動(顧客に対しての行動)でも同様です。文化として定義した行動は、常に守れるよう習慣レベルに落とし込みます。
◆思考トリガーを与える
文化は認識されるだけでは意味がなく、目的を持った行動に落とし込めなければ意味がありません。それにはメンバー自身が文化の意味を考え、理解する必要があります。その理解を促す為に、疑問を持ってしまうような、非常識なルールなど、メンバー自身が文化について考えるきっかけを与える必要があります。
③根付いてこそ文化

文化を組織に定着するのはリーダーの行動です。しかし、リーダーが行動するだけでは自己満足です。組織が目的を達成できるからこそ意味があるのです。
◆部下は自分の写し鏡
文化が組織に定着したかは部下の行動から判断します。部下が文化を守れていなければそれは、文化が定着していないということです。そして、文化を定着させるのはリーダーの行動です。組織に文化が定着していない場合は、リーダー自身が文化を守れていたか?自身の行動を振り返ります。
◆時には文化を疑え
文化は完璧なものではなく、全ての問題をカバーできるわけではありません。策定当時には想定できていなかった問題に対したときは文化を見直すことも選択肢に含めます。時代に合わせて適合し、常に守れるように作り変えてこそ文化です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まとめると以下の通りです。
①心を文化に
ありたい姿を文化にする
既存の文化を活用する
②行動こそが伝達手段だ
文化を習慣に落とし込む
思考トリガーを与える
③根付いてこそ文化
部下は自分の写し鏡
時に文化を疑う
本書では、歴史上の偉人や、現代のリーダー、経営者が経験した具体的な事例から文化についてわかりやすく学ぶことができます。興味のある方は是非読んでみてください(下の画像からAmazonページに遷移できます)
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