会社の望む方向へ判断基準を統一する『マーケティングとは「組織革命」である。』を図解します。
人は何か判断をするときに「自己保存(※)」を第一に考える性質を持ちます。
会社にとって重要な判断を行うときには、この自己保存をいかに抑えるかが重要になってきます。
なぜなら、自己保存を優先されてしまっては、あらゆる判断が現状維持となり、今ある問題が解決しないからです。
今回はこの自己保存を抑え、集団として最大限の力を発揮する組織の作り方を図解していきます。
※自己保存:今ある利益を優先し、変化を拒む
【今回のテーマ】
①意思決定の見える化
②全社目標と個人目標の体系化

本ブログではビジネス書の内容を自分の理解・意見を交えながら図解してきます。
実際の本の内容とは異なる点もあるかと思いますが、そういう見方もあるか!くらいの感覚でお楽しみください。
①意思決定の見える化
意思決定は組織ごとに行わず、関係者全員で集まって行います。
当事者だけの主観的な意思決定は、自己保存が優先され、組織ごとに都合の良い方向性に進んでしまいます。また、組織間で情報が分断され、動きを連動させることもできません。これでは個の力しか発揮できません。
関係者全員が集まり議論することで、客観的な判断基準が加わることで自分優先の意見を押し通すことは出来なくなります。これにより、自己保存を抑えることができます。また、組織間で互いの動きがわかっていることで、動きを連動させ、集団としての力(個以上の力)を発揮することができます。

②全社目標と個人目標の体系化
個人の行動を会社が望む方向へ向ける為には、会社の目標と個人の目標をリンクさせ、適正な報酬を与えることが有効です。
全社目標を個人に期待したい行動までブレークダウンし、達成度に応じて報酬を与えます。
会社の立てた目標通りに行動しなければ、現在の利益を維持できないとわかれば、自己保存の性質から会社の望む行動を促すことができます。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
自己保存を抑える施策として、「意思決定」の仕組みと、「評価・報酬」の仕組みをご紹介しました。
しかし、今自分が所属している会社をこの仕組みに変えていこうと思ったらどうすれば良いのか?
自己保存の性質を考えれば、今持っている利益が大きければ大きいほど、(既得権益者ほど)今の環境を変えることに否定的になります。
なので、会社を変える可能性を持っているのは、部下です。
本書では部下が組織改革を起こすための手法が載ってますので、興味がある方は是非読んでみてください!

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